Sさん 「実は私、親からDVを受けていたんです・・・。
私だから、生きて来れたんだと思います・・・。
今の旦那さんに会って救われて、愛する夫の為に
子供を産みたいんです!」
私は、彼女の体に起こる不思議なアンバランスさと、微妙に何かを拒絶する
下半身の緊張の意味を、全て理解した。
「私だから生きて来れたんだと思います・・・。」
この意味は、体を診れば全て納得できるモノだった。
Sさんの第一印象は、綺麗な顔立ちに、落ち着いた明るい雰囲気。
全てに満たされた、育ちの良いお嬢様といった感じ。
その当時の事を後に書いて頂いた資料の一部を載せてみます。
本人の許可を得ており、今悩んでる人達にも大きな救いになることを
望んでおられるSさんに感謝します。
過去のトラウマ
父の言うことは絶対で、逆らうと暴力を振るわれるため、
その暮らしはまるで奴隷のようだった。
怒ると包丁を出してきたり、刃物を投げたり、
ガラス類も投げるため、そういった物は隠して暮らしていた。
警察を呼んでも注意をしてくれるだけで、保護はしてもらえなかったので、
いつでも家を出られるように、小学生の頃から遠足用のリュックサックに、
母と弟の着替えや、お年玉を詰めて自分の部屋の押し入れに隠していた。
そんな環境から母を守ることが、自分の生まれてきた使命だと、幼い頃から思い、
その為だけに生きているようなものだった。
母も21歳で、若くしてわたしを産んでくれたため、
母子というよりは友達のような関係だった。
いつ怒り出すか分からない父と、
自分を抑圧し意思表示をしない母の元、
常に大人の顔色を伺う子どもだった。
・・・割愛・・・
頼ったり、甘えたり、拠り所にできる大人は誰一人いないまま育った・・・。
Sさんは精神の気高さ、愛情の深さ故に、体へのダメージを最小限に留めることが出来ていた。
いや、過去を清算する為に血の滲む様な努力をしていたのだろう・・・。
しかも、原因となった親に「哀れみ」すら抱いていることが
読み取れる。(後で聞いたら、その通りだと言われた)
私は甚く感動してしまった。
無言の様なやり取りだったが、余りある言葉を発していた。
情で動くことはやめようと決意していたが、魂を揺り動かされた!
”この方に祝福をあげよう”
私 「少し目を閉じていて下さい・・・。」
・・・つづく・・・
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