臨床で、数は少ないが尾骨・仙骨の変形(痛み)を診かけることがある。
背中から腰へと調整をしていて、尾骨や仙骨に触れると固く変形している場合がある。
「過去に尻もちをついて、立てなくなった事があるでしょう?」
と聞くと、間違いなくその経験がある。
この場合、病院に行き骨が折れていても、固定も出来ない処の為、放置しかない。
もしくは、女性の場合、服を脱いで診察しないといけないかもと思い、恥ずかしくなって病院に行かない方もいる。
尾骨・仙骨が変形して固まっている場合の症状。
1.尾骨は斜めに振り、仙骨が後方に突出して変形して固まっている事が多く、仰向けで眠れない
(仙骨が地面に当たってしまい、フローリング等では痛すぎて仰向けは困難)
2.衝撃で骨盤の左右の形が不揃いになる。
又はショックで骨盤のロックが掛かる為、腰痛・生理痛・生理不順・妊娠し にくい状態になる。
3..2の延長で背骨が歪み、体全体の不調を起こす。
・・・etc・・・
病院では何も出来ない処だが、無双堂鍼灸整骨院(宝塚市)では何をするかと言うと、「矯正」。
尻もちを衝いて間もない時なら、腰椎・腸骨・仙骨・尾骨と全体の状態を診ながら、
具体的にアジャスト(矯正)をかける。
すると直後から痛みが軽減して、翌日にはかなり良くなっている事が多い。
しかし、臨床では何十年も前の尻もちを診る事が多く、変形して完全に固まっている事が多い。
そこで、変形して固まった骨はどうしようもないのだが、その機能を回復して骨の質を変える事は可能なのだ。
上記 1が多いのだが、アジャスト・圧迫矯正法・打診転換法・三段法等の手技を用いると、
骨の突出を減らして、ゴツゴツした骨の感覚をフワッと柔らかくすることができ、仰向けでも眠れる様になるのだ。
尾骨を触ってみて、真ん中に収まっていない場合はご注意を。