ある日の土曜日、昨日治療を受けたMさんより、診察中に電話があった。
朝起きたら、寝違いなのか、治療による好転反応なのかは分からないが、
兎に角、片方に頚が痛くて向けないので、対処法を教えて欲しいと受付に伝言があった。
私は診察中だったので、とりあえず、よく温めておくように伝えてもらった。
昨日の治療で、好転反応を起こす治療はしていないハズ・・・。
頸椎の矯正をしようとして、片方だけ行った時に抵抗があったので
深追いせずに、両側の矯正をしなかったのだ。
これは、私としては珍しいことだった。
だから、尚更好転反応は出ないハズだった・・・。
しばらく考えていたら、原因が直ぐに分かった。
Mさんは、今から舞台だと言っていたそうだから、
何とかしてあげたかった。
頚が横に向けないとなると、大変だろうと・・・。
土曜日のキッチリ詰まった予約表、
新患さん2人が問診票を書いて手間取ってる姿を見て、
数分なら電話が出来るかもと思い、隙をみてMさんに連絡をした。
私 「昨日の夜、急に気温が下がったから、寝ている間に頚と肩を冷やしたでしょう?」
Mさん 「はい、ものすごく寒かったです。」
完全に冷やした事による寝違いだった。
頚を右に向けると、左側がものすごく痛いという。
私の与えられた持ち時間は2,3分か・・・。
私 「今から言う動きをして下さいね。左に向いて、戻って、はいもう一度・・・
次は頭を右肩につけにいって、はい戻って・・・。
これで、痛い動作をしてみて、最初は10痛かったのがいくつになってます?」
Mさん 「あれ、4くらいです。」
私 「次は携帯を痛い処にかざしておいてくださいね。」
初めての方法だったが、既に天より閃きの文言が伝わっていた。
内心、「成る程なあ~」と、感心していた。
第4のエネルギー「異空間の能力」の出番だ!
最近、随分昔の患者さん達が顔を出してくる。 10年前から1~2年に数回だけ、困った時にひょっこり現れるYさん。 先日、私との当時の出会いの話をしてくれた。 Yさん 「先生の処には、腰痛で[…]
私 「パチン、パチン・・・」指を鳴らして異空間に邪気を抜いていく。
「良いですよ、動かしてみて下さい」
Mさん 「あれ、だいぶ向けます!」
私 「まだ1割は残ってますね。もう一度、携帯をかざしてみて」
面白いモノで、どれだけの邪気を抜いて、残っているモノがどれ程あるのかも分かるのだ。
私は受話器を置いて、両手から非常に薄く鋭いエネルギーを作りだして、
受話器を通して患部の邪気を切り裂いた。
その動作は1回0.5秒程、5回くらい繰り出した。
アニメか!(笑)
オタクか!(笑)
私 「もう大丈夫ですよ。動かしてみて。」
Mさん 「えっ?あ、あれ~動きますー(驚)」
私 「これで、大丈夫ですね。舞台頑張って下さい!」
非常に短い時間であったが、結果の速度が速い第4のエネルギーは
こういう時には、何と便利なのだろうか。
また、他のエネルギーと混ぜ合わせて使える為、応用範囲が広いのが特徴だ。
後で気付いたのだが、これは治療をしたのだから
治療費を頂かないといけないなぁ~。
請求しようかしら(笑)