視力矯正について書いてみたい。 観察していると、小学生3~5年生くらいで、急に1年の間に、 視力1.0~1.5くらいの子が0.5とかに落ちる場合がある。 学校で、C判定D判定の結果をもら[…]
3歳半のKちゃん、生まれながらの弱視。
親はKちゃんの弱視(0.1以下)を眼科で見つけてきたばかりだった。
私はKちゃんの弱視より気になった事があった。
それは、顔の表情が薄く、頬が膨らまず平坦な、のっぺらな顔だった。
視力を上げるのと同時に、顔の表情を作ってあげないといけなかった。
目の動きをみると、思った通り、自由に動かせないくらい衰えていた。
つまり、目があまり見えないから、血が目に通わず、視力は余計に上がらない。
また顔の方にも栄養が回らないから、頬の筋肉が発達せず、無表情な感じになっていたのだ。
そこで目の調整をしてから、毎日の目の訓練を教えた。
最初の2ヶ月で計6回治療をして、それから丸1ヵ月何も治療せずで、
3ヶ月後に診た時に驚いた。
Kちゃんは眼科で用意された弱視用のメガネを掛けていた。
前は目に力が無かったのが、今は生気が宿り、
のっぺらな顔がふっくらとして、可愛らしさが出ていた。
「お~~、Kちゃん良かったねー!」
と、思わず感激して言ってしまった。
メガネを掛けての視力で左1.0、右0.3~0.4まで上げる事が出来ていた。
これには検査技師達が驚く程、急激な視力の上がり方だったらしく、
皆不思議そうに、毎回行くたびに頚をかしげていたそうだ
(親は目の治療を受けている事は内緒にしていたらしい。)
しかしそれ以上に、周りの方からは、Kちゃんの顔が変わった事の方が驚かれたらしい。
頬の筋肉が発達するだけで、印象はまるで違っていた。
そのくらい、3ヶ月で別人になってしまったのだ。
目の動きをみると、人並みに動かせるくらいになっていた。
ぼやけた世界から、モノが見える世界に入った喜びに、
顔が変わって褒められるから、嬉しくなってしっかり目の体操をする、
という良い循環が短期で結果を出せたと思っている。
親は検査に行っても、無双堂でする様な事は一切しない事に不思議がっていた。
検査技師達は全てデータの結果を基に、Kちゃんの視力の回復に驚いていたが、
何故、眼球運動をチェックしたり、顔の表情が変わった事には気づかないのだろう・・・?
「木を見て森を見ず」というが、目の不調と言うのは、色々な側面から起こってくる。
頚や肩がコリ過ぎて起こる場合や、メガネやコンタクトの度が合っていなくても起こる。
腎臓等の内臓異常もあるし、パソコン・携帯の長時間の使い過ぎでおかしくなる事もある。
そのライフスタイルを、体全体のバランスや問診から拾い集め、いざ治療に入る。
目だけをみても、本質は分からないのではないかと思われる。
無双堂鍼灸整骨院では、目の不調や目疲れ等の整体や鍼治療があります。