すっかり忘れていた治療というのがあります。
先日、Uさんが面白い事を言いました。
Uさん 「甥のY君、覚えている?先生に歯列矯正してもらったでしょう。」
私 「Y君は覚えているけど、あの子にそんな治療してたかな~。
それで、その歯はどうなったの?」
Uさん 「それがちゃんと治ったんですよ!
あの子、高校生になっていて、この前その前歯を自転車で転んで歯を折ったんですよ(泣)」
私 「え~、そうなの~、勿体ない・・・。
でも治ってたんだね、それは良かった良かった。」
もう8年くらい前だから、すっかり忘れていました。
そんな調整をしていたな~、と完全に忘れていました。
その後に、来院されたIさんにこの話をしたら、
Iさん 「先生、私の従姉の子供も歯列矯正してもらったじゃないですか!」
私 「えっ、そうなの・・・、全然覚えてない・・・。で、どうなったの?」
Iさん 「それが本当に歯が動いて戻ったから、ビックリしたんですよ!!」
私 「そうなんですね、治ってたら良かったです・・・。」
確かにある時期にそういうい事をよく診ていた事を思い出しました。
さて、歯列矯正について私は3つの事しか覚えていません。
①トンデモナイ歯が完璧に治った事があります。
②上顎の歯は早ければ3日で動きを確認できた
③下顎の歯はそう簡単には動かない、つまり整体の限界を見せつけられた。
①は左上顎の3か4の歯が完全に前に飛び出し、戻るべきスペースが1㎜も隙間が無い状態
の小学6年生の子供がいました。
その当時は写真を撮ることはしていなかったので、
近いモノをネットで見つけてきました。
この写真はまだ、戻るスペースに空きがありますが、
私が診たのはもっと飛び出したすごいモノでした。
体のバランスを戻しながら、顎の調整をして5か月後に口の中を見てビックリ!
1㎜も隙間の無かった処にスペースが空いて、飛び出した歯がその中に完璧に戻りました。
「これぞ、生命の神秘!!」
そう思ったのを覚えています。
これが13、14年前の話です。
只、私は③の印象が強く、歯科の領域に入り込めない
”敗北感”で悔しい思いをしたのです。
「悔しい!!」
この歯列矯正用の整体というのは、直接歯を触る事はほとんどありません。
強い外力も加える事無く、体のバランスを戻すことによって、
歯列が乱れる原因の力の流れを変える事によって、自然と戻る様に仕向けるのです。
そいう意味では、「戻ればラッキー」ぐらいの軽い気持ちでいた方が良いのです。
特に下顎の歯は其れなりの牽引力がいると思えば、
やはり歯科での歯列矯正は優れています。
そういう意味もあり、昔の私は手を引いた分野であります。
しかし、昔の技術と今の私のレベルは全然違います。
もっと違うアプローチが出来そうです。
それと同時に、最近は動画や写真を撮りながら、
整体でここまで出来るという事の記録を残していこう、という思いがあります。
よって、歯列矯正を再開していきます。
あくまで、「戻ればラッキー」という範囲で思っておいて下さい。
これは通常治療・おまかせ治療・猫背治療のサービスで行うものなので、
掛ける時間も3分くらいでついでに行うものです。
興味があれば言って下さい。
本当に治したい方は歯科医へ行きましょう。
乳幼児~高校生までの通常治療は2800円。
ちなみに歯の矯正は小学生の時に調整しておくと良いでしょう。
さて、面白処の治療と云うのがいくつか思い出しました。
金玉矯正と火傷・凍傷については次回へ・・・。
宝塚市の無双堂鍼灸整骨院では、顎関節症・歯列矯正など、歯科領域の一部も整体や鍼で施術しています。