視力矯正と時期 1

視力矯正について書いてみたい。

観察していると、小学生3~5年生くらいで、急に1年の間に、視力1.0~1.5くらいの子が0.5とかに落ちる場合がある。
学校で、C判定D判定の結果をもらってきて焦る親御さんが多い。

俗にいう「近視」であるが、この落ち始めた時期は本当の近視ではなく、「仮性近視」という段階である。
つまり、本当の近視になる前の段階、「なんちゃって近視」と私は呼んでいる。
しかし、「なんちゃって近視」も時間が経てば、目の筋肉は固定化され、本当の近視になっていく。

治療で最も効果の高い時期は、この落ち始めた1年以内である。
近視は、目の中にある水晶体(レンズの役割)の調整筋肉、「毛様体筋」の緊張状態が続くことによって引き起こされる。
簡単にいえば、目の中にある筋肉のコリである。

さて、治療をすると、どのくらい視力は上がるのだろうか?
この時期の場合は、1回の治療で、0.2~0.5くらい視力が一気に上がることはよくある。
この上昇の度合いで、目にどのくらいの力が残っているか予想する。

急激に視力が上がっても、前の悪い状態に少し戻される事があるので、1週間に1回の治療で、4週ほど続けて経過をみる事が多い。

逆に1回で視力に変化が出ない場合は、時間がかかるか、教える目の体操をしっかりやらないと難しい。
残念なのは、この目の体操をすれば非常に有効なのだが、やらないこ子も多い。
親の方は焦っているが、本人はそんなに自覚がないからだ。

厳密にいえば、1年以内ではなく何年経っていても、視力は上がるし、大人でも可能だ。
要は、本人の目の体力がどのくらいあるかにかかっている。
また、時間が経ち過ぎて、視力が0・3以下、特に0・1以下というのは非常に難しい範囲になってくる。
こうなったら、レーシックの出番だと考えている。

臨床の中で面白い経験があるのでいくつか挙げてみたい。

小学生中学年のSちゃん。
視力が悪くなったと来院して、検査をすると0.3程しかない。
確か1~2回くらいの治療で、0.8まで視力が回復。
しかし、直後に学校の視力検査でC判定(0.3~0.6)をもらってきた。
C判定でも0.3であったので、親が驚いて無双堂に連れてきた。
私が検査をすると、確かに0.8はあるので、絶対に見えているから眼科で再度、検査をしてもらう様に伝えた。
やはり、眼科でも0.8はあるとお墨付きをもらって帰ってきた。
では何故、学校と眼科で視力に差が出たのかを、私は親に説明をした。

Sちゃんは、すごくおっとり屋さん。
視力を検査する時、見えてから答えるまでにほんの少し時間がかかっていたのだ。
(おそらく、普通の人が見ててもそれほど気にならないレベルだと思うが、私の写輪眼は見逃さなかった)
人には、物事に対する「速度」という反応の早さがある。
目で捉えた情報が、脳に伝達されて認識され、行動されるまでのスピードは、人によって全然違う。
Sちゃんは、検査表の穴がどちらに向いているかを見た時に、焦点が合うのに少し間(ま)があり、認識するのに間があり、答えるまでにまた間がある。
この少しの間の連続が、「見えていない」と判断されたのだろう。
学校の様に、多人数を診るのに、一人ひとりにかまっている時間はなく、流れ作業になるから仕方はない。

物事に対する「速度」の早さで、記憶力や頭の回転の早さ、仕事のこなし方がみえてくる。
また、目はストレスを受けやすく、心の状態を反映しやすいので、頭が一杯一杯の時は、蒸しタオルや小豆の目のホットパックで、目を温めて寝てあげると、脳がゆるむので楽になる。

受験生は、毎日寝る前に目を温めて寝れば、勉強効率は良いのでお勧め。

  つづく・・・

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