先月、コロンビアで開かれた「第9回 世界ユース陸上競技選手権大会」に、
T君が日本の代表として出場。
400メートル障害で見事3位に入賞。
凄い快挙だ!!
最近になって、記録をグングンと伸ばしていたT君だが、
世界で戦って3位とはお見事としか言えない。
つい我が事の様に喜んでしまった。
そして先日のインターハイでは2位の記録を残した。
(因みに、N君は2年生にして全学年のトップになり、
先日のインターハイで大会新記録を叩き出したというから凄い。
無双堂が月曜日を休みにしてから来れなくなったので、陰ながら応援。)
T君の体は上半身はそれほど発達していないが、
骨盤から下の筋肉は、しなやかで引き締まり、ゴツゴツした感じがまるでない。
いわゆる筋トレで発達させた大きな筋肉ではなく、
走りとジャンプの為に自然に創られた筋肉。
更に、全国に行く選手の中でも唯一無二だと言えるのは、
T君は「氣が流れる体の持ち主」だということ。
私が軽く触れて「氣」を流し込むだけで、体がビクビク全身を使いながら動くのだ。
「氣」が流れるメリットは、潜在的にある力を引き出しやすく、
全身を使いながら統一感のある動きの為に、怪我が少ない事にある。
もし、怪我をしても驚くほど治りが早いのが特徴。
しかし、陸上競技で全国にいく選手を他にも2人診ていたが、
誰にでも「氣を流す治療」が出来る訳ではない。
理想は出来た方が圧倒的に有利だと思うが、中学くらいで全国に行く頃になると、
筋肉の発達が進み過ぎて、「氣に対する感受性」が鈍くなってしまう。
その為に、物理的に整体をした方が良い場合がある。
T君は小学生の時から診ていたから、筋肉を発達しつつ、
氣の流れる体の2つの側面を持つ事が出来た。
体を診ると、使い方の良し悪しは分かるもので、
「君、体の使い方、上手いねぇ~」
なんて初診で言ったら、直ぐに柔道で全国に行った子もいる。
私は、競技人生において、根性や筋肉だけを発達させる
練習指導は意味を持たないと思っている。
この子も、中学時代は見事に体を使っていたが、高校で名門校に入った途端、
ウエイトと筋肉が異常に発達してしまい、体の統一した動きが無くなり故障が多くなった。
最近も、中学バレーで全国大会に行く学校の子を診ているが、
時間の長さと根性練習が、体に合わなくなって怪我が多いのをみると、
指導者はもっと効率の良いメニューを考えるべきだろう。
理想的な「氣を流す治療」の時期は小学生の時である。
まだ、頭が複雑でないので直ぐ体をにリセット出来る。
しかし、サッカーをする子は、競技を始めた頃には始めた方が良い。
サッカーは足でボールを蹴り続けるので、足の柔軟性が無くなり捻挫しやすく、
偏平足になりやすい傾向にあるからだ。(臨床で発見)
さて、今、私が期待する小学4年生のRがいる。
見事な体と天性の関節の柔軟性、体の中を通る力線を診た時に
「素晴らしい!」
と言った程だ。
聞くと柔道をしている子で、相撲をしないかと誘われて大会に出たら、直ぐに全国大会に行ったとか。
この体が「氣が流れる体」に変身した時、将来どのようになるのか楽しみで仕方ない。
※後に高校生になり、全国大会で優勝しました。
R君(高2)が相撲の全国大会にて、100㌔級で優勝🏆 遂にやってくれました。 最近は体を診てても、 自信が湧いているのが分かりました。 高校に入った時は 1番弱かった[…]
スポーツの上達と怪我の少ない秘訣は「氣」にありです!