最近、TVでコーヒーが癌の発生を抑えるという話が出ている。
調べてみると、コーヒーの成分の中に良いモノが沢山入っているから、
1日3~4杯飲むと癌の発生が減り、心臓・脳血管・呼吸器の疾患が4割減るという。
(国立がん研究センター・東京大学の研究チームが発表)
http://www.sankei.com/life/news/150507/lif1505070023-n1.html へのリンク
コーヒー成分の効用
1、クロロゲン酸(抗酸化作用)
2、カフェインは脳の注意力や認知力を高める
3、脂肪燃焼
4、ポリフェノールが動脈硬化を予防
さて、これらの情報を総合的にみると、なんと素晴らしい飲み物かと思ってしまう。
TVで宣伝するから、いつもより余分に飲む人が増えたというのは言うまでもない。
では、私の臨床経験から確信的に思う事は、コーヒーは癌に効果は無い!
というより、むしろ悪化させてしまうという事だ!
癌の特徴は、「免疫力の低下」であることは揺るぎないと言えるが、
もう一つは「冷え」である。
癌は低体温(35度)で活発に増える事は知られている。
免疫力=体温の高さ
とみると理解しやすい。
コーヒーは圧倒的に体温を下げてしまう飲み物なので、体に良い筈はない。
臨床的に診たコーヒーの欠点
1、冷やす力がかなり強い
2、胃を荒らす(消化器が弱い人は口内炎や下痢を直ぐに引き起こす)
3、利尿効果があるというが、体が冷える為に仕方なく出るという感じ
4、代謝を落としてむくみを発生させる
成分の良い処だけ考慮してコーヒーが良いと思っても、
理論と実際が違う事は臨床上いくつもある。
良い成分悪い成分、ひっくるめて摂った時にどうなるかを考えないといけない。
この手の「○○は○○に効く」フレーズは後に違いました!
と発表される事があるが、その典型だと言える。
例えば、水を2リットル飲むと良い、と流行ったが、
私は臨床を通して10年前から否定していた。
最近になって「根拠無し」とTVでようやく言われるようになった。
体の大きい人と小さい人、夏と冬では飲む量は当然変わるのに、
その個体差や時期を考慮しないで、
無理に飲んで体を壊す方をよく診ていたからだ。
(分かりやすい部位は足首とお腹のむくみを診る)
最近では、毎日下痢をするという成人男性を診た。
体を診ると1日何杯もコーヒーを飲んでいる形跡があるので、
「止めたら治る!!」
と伝えたら、その日からピタッと何年も続いている下痢が止まった。
好きだけど体に合わないモノは中毒性の性質を持つモノに多い。
タバコも止めないといけないか?
と、聞かれたが「吸っておけば良い」と答えたら喜んでいた。
何がどの程度影響しているかを診て、
急激に全て止めた場合、ストレスで他の症状が出ても意味がないので認めたのだった。
さて、TVや学者が言っている事が正しいのか、
それとも私の臨床が正しいのかを決めるのは読者の判断しかない。
ためしに、いつもより2~3杯コーヒーを沢山飲んでみれば、
結果は自ずから分かることだ。
体がだるくなって体が冷えだし、何となくやる気がしなくなってくる。
早くて1週間でその効果はハッキリ出てくることになる・・・。
(但し、これからの時期はコーヒーを飲むのに適した時期に入るので2~3週間後に症状がでるかもしれない)
※妊娠出来ないのが水分摂り過ぎで、むくんでいるのが原因の場合もある。
おなかの中が冷えて環境が整わないので仕方ない。
私はスタバのキャラメルマキアート派
少しシナモンで香りをつけると更に美味しくなる。